my life is beautiful: 4月 2011

　最近、なんだかとても充実しています。全てが満ち足りているとかそういうのではなくて。やっぱり私は人間がスキなのだと実感しました。支えたい人がいて、頼れる人がいるということは本当に幸せなことなのだと思います。

　生きるって何なのだろうかとずっとずっと悶々としていました。けれど、少しずつ何なのか分かり始めた気がします。生きることの意味を見いだそうとはこれっぽっちも思いません。ただ、生きるって何なのだろうかの“何なの”を探ってみたいと思ってるわけです。

　様々な震災から、自然には人間の力が到底及ばないということがわかりました。ここまでは津波が来ないと思っていても、自然の力はいとも簡単に想定外の事態をもたらすのです。何百、何千年と人間はなんとか自然を意のままにしようと試み続けてきましたが、未だに分からないことだらけなのです。

　けれど、人間はその不可解で難解な自然の中で生き続けて行かなければなりません。分からないながらも与えられた生を全うしなければならないのです。

　私は、生きて行く上で人間の生を充実させられるのは、結局人間なのだろうと思います。冒頭に書いたように、支えたいという人がいて、頼りたいという人がいることが生きることの醍醐味なのではないでしょうか。

　日本は先進国ですし、そこら中にモノがあふれています。不便を見つけることの方が難しいくらいモノに満ち足りているのです。なのに、年間の自殺者は３万人を越えます。何故なのでしょうか。色々な見解はあると思いますが、私はやはり生きることの醍醐味への欠如がこの状況をもたらしているからなのではないかと思います。

　生きることは自然を意のままにすることでも、モノに満ち足りることでも無く、一人でもいいから人間を愛し、愛されることなのではないでしょうか。これは簡単なように見えてとても難しいことです。当たり前のことでは決して無いと思います。人間は欲求の塊です。常に上を上を目指して満足するという行為を怠ります。それが、人間を精神的不幸にする要因なのではないでしょうか。それがために根本的な生の充実を見失うのだと思います。

　私はいま、もう少しそのことについて探究したいと思っています。人間が好きだから。今の私は醍醐味を少なからず持っています。だから、おこがましいかも知れませんが、この醍醐味を他人にもお裾分けできたらなとを思っています。

　そんなこんなでちょっと訳の分からない文章になってしまいましたが、私のモラトリアム期間は少々延びそうです。こんなご時世だからこそ、“何なの”を探しに突っ走っていきたいと思っている次第であります。

xoxo....