2012-07-06

My world








 個性尊重、自主自立、自由平等が理念の学校で中高を過ごし、自分のマイワールドをいかに持つかを常に自問自答してきた。中学入学当初は、個性の塊の様な人だらけの中で、押しつぶされそうになりながら、自分の個性とはともがきまくった。自分が無いってすごく悩んだし、自分と向き合うことが怖かった時期もあった。
 またそれと同時に、自分の意見を持つことがどれだけ重要なことなのかも気付かされた。日本人は自分の意見を伝えるのってそんなに得意な人種じゃない。単一民族だし、基本的に周りには日本人しかいない。そのことから社会に出れば同調や協調性が一般的に求められる。その中で流されて流されて自分を見失う事は多い。だけど、myojoでは、自分の意見を持って、自分の意志で行動しなければある意味何も得ることができない。落ちようと思えばいくらでも落ちれたし、逆に上に行こうと思えばいか様にでも上がっていける。自分次第の学校だった。
 これほど迄に自由って難しいのかと何度も思った。最初は、何の校則も無いし、何だってできる、自由最高と思っていたけれど、過ごすうちに決まりがなければ無いほど難しいのだと痛感した。
 卒業し、社会という外の世界に出たことで実感できる。myojoで過ごした学生生活はある意味社会から離れ、性格形成の過程で過ごす環境としてはとても恵まれていたのだと。社会に出る迄の猶予期間において、自分を持つこと、それを学べたのは本当に有益だったと思う。
 マイワールドを持つこと。私にとっては常に人生の課題だ。人によく思われたいとかそういうのに囚われるべきではないが、もちろん、社会の規範に背く事は範囲外だ。他人に迷惑をかけない、そして、周りに感謝する事を忘れずに、これからも自分のマイワールドを探求して行きたい。




xoxo....